パッシブ投資を理解するには、"Slow and steady wins the race "という海外のことわざを思い浮かべる必要があります。
直訳:ゆっくりで安定して走ったら競争で勝つ。
意訳:急がないで安定したペースで仕事をした方が良い。
説明: この諺はイソップ物語の「ウサギとカメ」から。 ウサギが速く走るが、途中で寝てしまって、 結局ゆっくり歩くカメが競争を勝つ話。
パッシブ投資
パッシブ投資あるいはパッシブ運用とは、株式市場のインデックスを反映した証券を購入し、それを長期的に保有することで富を築く長期戦略です。
メリーランド州アッパー・マールボロに本社を置く2050ウェルス・パートナーズの共同設立者兼共同CEOで、認定ファイナンシャルプランナーのリアンカ・R・ドーサンビル氏は、「この方法で投資する目的は、基本的にその特定の市場指数のリターンを再現することです」と言います。
高級ワインのように、投資を長く持てば持つほど、その投資が熟成され、きちんとしたリターンを得られるようになるのです。
長期投資においては基本的な考えであり、人気のあるタイプの投資法です。
2021年の投資家楽観指数によると、調査対象となった米国の投資家の71%が、最高のリターンを求める長期投資家にとってパッシブ投資がより良い戦略であると回答しています。
調査対象者のうち、高いリターンを得るためには「市場にタイミングを合わせる」ことの方が重要だと答えたのは、わずか11%でした。89%という大多数が「市場にいる時間」の方が重要であると回答しています。