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Amazonのレビューは本当にあてにならない4つの理由

一般的にAmazonのレビューがあてにならない理由としてあげられるのが、以下の4つです。

  1. サクラレビュー
  2. 競合他社への報復
  3. 不良品を引いた
  4. 趣向の違い

相対的な評価や、特徴を捉えたレビューは有難いのですが、短文高評価と、感情を尽くした低評価に価値はありません。

レビューとしてカテゴライズ可能な上記の4つは非常に有名です。

サクラレビュー

一時期話題になっていましたが、くだらない賞賛のレビューは、低コストで見栄えも良く効果的です。

いちいちレビューを読む人は少ないので、全体の数値で何となく判断し購入する人が多いのです。

以前に比べて多少是正されたものの、抜本的に無くなることは無いでしょう。

競合他社への報復

競合他社が貶める場合も、低コストで効果的です。

実際アメリカのコミュニティサイトRedditで、Amazonの星1つのレビューを募る話が書かれていました。この投稿者は、競合他社の評価を下げようとする報復が目的だと主張していたそうです。そして、レビュー1つにつき5ドルの報酬をしていました。

不良品を引いた

生産管理上、不良品は必ず混在します。

しかし、新しく購入するものが、不良品かを判断するのは難しい事です。

不良品だと判断したら、この場合はレビューではなく、カスタマーサポートに連絡するのが先決ですが、感情のままにレビューを書く人がいるのです。

現代人は数学が弱いので特に理解し辛いのだと思いますが、不良品の確率は確率分布で考えれば必ず存在します。生産管理が徹底されていても、数千から数百分の1程度は必ず存在するものです。

趣向の違い

単純に好き嫌いの違いや、物事に対する理解度の違いというのはどうしても生まれてしまいます。

これはどうすることも出来ません。

さらに、世の中には低レベルの批判行為を「趣味」として行う、人生がうまくいかない事にスネている、さもしい人も一定数以上いるのです。

本質的な問題

本質的に一番多い誤評価は視点の違いです。

例えば、その界隈で当たり前となる前提条件を知らずに購入してしまったケースで、お気に召さないため不満を言っているのはよく見かけます。

他にも、書籍や漫画の場合、実は章ごとに論理だった構成をしている小説や漫画、作者の視点で見ると理にかなっている本など結構ありますが、これを読み解けない人は思っているより多いです。

文字は読めるけど、文脈が読み解けない人はかなり多いのです。

先入観、特にネガティブな感情を持って視点がずれてしまうと、客観的な評価は困難です。

有名な例だと「進撃の巨人」や「鋼の錬金術師」は当時ジャンプに持ち込まれていますが、お断りされています。このケースは後の作者達の話を分析すると、編集者が掲載誌に合わないと判断して客観的な視点で評価出来なかった可能性が高いです。同社の他紙に斡旋しなかった時点で無能の誹りを免れないのです。

なぜこうなって来たか

規模の拡大を加速するため、マーケットプレイスを導入したあたりから評価システムは崩壊し始めました。サービス規模と評価システムが見合っていないのです。

サードパーティーの販売業者は、大手とは異なり何に対しても、守るべき物は大きくありません。

業者は従業員を雇用して、何世代にも渡る事業を作り上げる気などさらさらありません。必要とあらば適当な手段で、資金を稼ぎ、次の適当に稼げる事業に移りたいだけのイナゴです。

パムレビュー投稿者は、どんなに少額の報酬でも喜んで働きます。高評価コメントを書いてくとamazonポイント差し上げますみたいな手紙が領収書とともに入っています。実際そう言った製品のレビューを見れば「よかったです!星5」みたいな投稿ばかりです。

評価システムを正常に機能させるというのは非常に難しく、今後も改善は期待出来ません。

そして、現在も一部の人に大きな被害を、それ以外の人にちょっとした被害をもたらしています。

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