世の中には不思議なことがあるもので、かつての同僚に、まるで迷子の子犬のように右往左往するディレクターがいました。 その人が、業界でも度々話題になるZグループのY社へと華麗なる転身を遂げたらしく「肩書だけで仕事ができなかった人を良く採用したなー」と、コメディ映画の一幕を見ているような気分でした。 多くの同僚達の探偵魂が疼きます。 当時の会社とY社は業務上のデータ連携を行っており、内部事情に精通した人材への需要があることは想像に難くありません。 当時の会社には、元Y社の産業スパイのような経歴を持つ人々が多々在 ...