高額なキャリーケースを購入すれば、確かに中に入れた荷物を守れる確率は高まります。 同時に「せっかく高かったのだから傷つけたくない」という心理が働き、いつの間にか「キャリーケースそのもの」を守ることに気を遣ってしまうのです。 これは本末転倒といえるでしょう。 キャリーケースとは、そもそも移動に伴う衝撃や傷を引き受ける道具であり、多少の擦り跡や凹みはむしろ旅の履歴でもあります。 そう考えると、必要十分な機能を備えつつ、価格とのバランスに優れたもの――たとえば無印良品のハードキャリーケースのように「気兼ねなく使 ...