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エクソンモービルとワンオークの違いについて説明

エクソンモービルとワンオークは、エネルギー業界の異なるセグメントで事業を展開する2つの異なる企業です。

ここでは、両者の主な相違点をご紹介します。

事業の中心

エクソンモービルは、主に石油・ガスの探鉱・生産会社であり、下流の石油製品の精製・販売でも大きな存在感を示しています。

一方、ワンオークは、天然ガスおよび天然ガス液の輸送、処理、貯蔵に重点を置く中流エネルギー企業です。

収益の流れ

エクソンモービルの収益源は、主に原油、天然ガス、およびガソリン、ディーゼル、ジェット燃料などの石油製品の販売から得られます。

ワンオークの収益源は、天然ガスおよび天然ガス液の輸送・加工料金、ならびにこれらの製品の顧客に対する販売です。

地理的範囲

エクソンモービルは、北米、欧州、アフリカ、アジアにおける大規模な探鉱・生産活動を含む、世界各国で事業を展開しています。

ワンオークは、天然ガスパイプライン、処理施設、貯蔵施設、分留施設などのネットワークを様々なシェールプレイに持ち、米国内でより集中的な事業展開を行っています。

時価総額の推移

2021年の段階で、エクソンモービルの時価総額は約2400億ドルであり、世界最大級の石油・ガス会社です。

これに対し、ワンオークの時価総額は約260億ドルであり、同社のより集中した事業と中流エネルギーへの注力を反映しています。

配当利回り

エクソンモービルとワンオークは、ともに株主に配当金を支払っています。

2021年の段階でOKEの配当利回りは約7%であるのに対し、XOMの配当利回りは約5%であり、両社のビジネスモデルや財務実績の違いを反映しています。

まとめ

エクソンモービルとワンオークはともにエネルギー産業で事業を展開していますが、ビジネスモデル、収益源、地理的な占有領域が異なるため、投資機会やリスクが異なるユニークな企業であると言えます。

ただしエネルギー全般での煽りを受けると両企業ともに株価の下落や収益の減少に繋がるため、市場の動向に注意する必要があります。

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