風邪の引き始めに、よく葛根湯を飲むけどあまり効かない…。
そんな経験はありませんか?実は漢方の効果は体質によって大きく変わります。
「実証」「虚証」という漢方独自の考え方に基づき、自分に合った漢方を選ぶことが重要です。
この記事では、私自身の体験談を交えながら、体質別におすすめの漢方薬や選び方を詳しく解説。
市販漢方で効かないと感じる方でも、正しい選び方を知ることで、風邪の早期改善が可能になります。
風邪の漢方は体質で効果が変わる
風邪の引き始めに葛根湯を飲んでも、思ったように効かないことはありませんか?
実は漢方の効果は、体質によって大きく変わります。漢方医学では体質を「実証」と「虚証」に分け、同じ症状でも体質に合った漢方を選ぶことが重要です。
私自身、葛根湯では効果がほとんど感じられませんでした。
しかし、体質に合った漢方に変えたところ、症状が早く改善されました。
この違いを理解することで、市販漢方の効果が曖昧だった理由も明確になります。
実証と虚証とは?
漢方では体力や抵抗力が充実している人を「実証」、体力が弱く疲れやすい人を「虚証」と分類します。

実証と虚証で同じ漢方でも効果が異なるため、自分の体質に合った漢方を選ぶことが大切です。
私の体験談|葛根湯が効かなかった理由
私の場合、体質は虚証で、葛根湯ではほとんど効果を感じませんでした。
一方で、私の両親は実証で、葛根湯は非常に効果的だったのです。
この体験から、同じ風邪でも体質によって漢方の効果が大きく変わることを実感しました。
体質別おすすめ漢方と使い分け
風邪の症状や体質に応じて、漢方を使い分けることが重要です。
ここでは実証・虚証それぞれのおすすめ漢方を紹介します。
実証向け漢方(葛根湯など)
体力があり、症状が比較的軽い場合には葛根湯などが有効です。
市販でも手に入りやすく、自然治癒力を助けるタイプの漢方が中心です。
虚証向け漢方(桂枝湯・小青龍湯など)
体力が弱く、風邪をひきやすい虚証の人には、桂枝湯や小青龍湯が適しています。
私は風邪の引き始めにこれらを服用したところ、3回目あたりから症状が改善しました。
虚証の人には、瀉法よりも補法を選択します。体の内外の調和を図る桂枝湯(けいしとう)はその代表処方です。気を補う作用の強い補中益気湯、玉屏風散もおすすめです。
症状別の漢方選び(咳・鼻水・胃腸症状など)
- 咳がひどい場合:麦門冬湯(ばくもんどうとう)
- 胃腸に症状が出る場合:藿香正気散(かっこうしょうきさん)
- 薄い鼻水・軽い咳:小青龍湯(しょうせいりゅうとう)
- 頭痛が主症状の場合:川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
症状や病気の進行具合に応じて処方を変えることが大切です。
薬局では置いていない場合も多いため、病院での相談がおすすめです。
漢方選びで失敗しないポイント
- 体質(実証・虚証)を確認する
- 市販漢方と病院漢方の違いを理解する
- 薬剤師や医師に相談する
- 初回は少量から試す
- 症状が長引く場合は必ず医療機関を受診する
正しい漢方選びは、風邪の早期改善だけでなく、副作用リスクの低減にもつながります。
まとめ|体質に合った漢方で風邪を早く治す
- 漢方は体質「実証・虚証」によって効果が異なる
- 実証向けと虚証向けで服用する漢方を分ける
- 症状や体質に合わせて漢方を選ぶことが重要
私の経験では、虚証の人は養命酒も効果的です。体が冷えるときに試すと、体質に合った漢方の実感が得られるでしょう。
詳しくはツムラのサイトで体質別の漢方薬を確認できます:ツムラ|私に合う漢方薬の見つけ方