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なぜ食品はこんなに高いのか?|コストプッシュインフレ

2023年コストプッシュインフレにより、生活品の値段がだいぶ値上がりしています。

食料品の価格が上がっている理由は、概ね労働力、生産単価、サプライチェーンに関連するコストが一因です。

米国労働統計局によると、人件費は依然として高い水準にあります。

また、米国農務省によると、米国の食料生産コストは、2023年に4.1%膨れ上がり、推定4595億ドルに達すると予測されています。

NPRによると、米国西部での干ばつや山火事の影響で、同地域の農場の作物収量が平均を下回っているため、供給量の少なさが、消費者の食費を押し上げているのです。

パンデミック以来続いているサプライチェーンの問題も、食料品価格に影響を与えています。

さらに、「ヨーロッパの穀倉地帯」という異名を持つウクライナでの戦争も忘れてはいけません。

米国農務省海外農業局によると、ウクライナの食料輸出は、歴史的に世界の小麦市場の9%、トウモロコシ市場の12%、世界の大麦市場の7%、ひまわり油市場の46%を占めてきたといいます。

ウクライナが輸出できる食糧の量と、その食糧をどれだけ早く出荷できるかに戦争が与える影響は、あなたがスーパーで目にする最終価格に影響を与えるもう一つの要素となっています。

2023年の食品価格は、2022年よりもペースは落ちるものの、上昇すると予想されています。

米国農務省は、今年の食品価格は7.9%上昇すると予測しています。

2022年、食料品価格は9.9%上昇しました(米国農務省調べ)。

日本の場合

中国に買い負けしている事も原因としてあります。

例として中国人はブラジルの肉を食べていましたが、味がイマイチなので他国の肉を食すようになってきています。魚も秋刀魚が急に食べられるようになって値段高騰したのと近い話です。

さらに、日本の場合、湾の開発に投資をしなかったため、入港出来ない大型コンテナ船があります。

その結果、食料品がアジア圏として中国港に運搬され、それを分配する形になっているものが多く、結果としてそこから日本に持って来ないといけないため買い負けてるという現状があります。

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