「光回線を契約すべきか迷っていませんか?」
先日、実家で両親が突然光回線契約を始めた話を聞き、驚きました。
実は我が家は十数年前からADSLで最適化しており、光回線は必ずしも必要ではありませんでした。
ADSLと光回線の速度や料金を比較すると、一般家庭のネット利用ではADSLでも十分に対応可能です。
特に動画視聴やネットサーフィン程度であれば、数ギガ単位の高速通信は必須ではありません。
実家では、月1〜2回のネット利用が主でした。ゲームや大容量ファイルのダウンロードをほとんどしない場合、光回線の導入はコスト面で割に合わないケースもあります。
光回線は本当に必要なのか?
ADSLと光回線の速度・コスパ比較
ADSLの速度は最大50Mbps程度で、光回線の1Gbpsには及びません。
しかし、実際のネット利用では平均速度10〜30Mbpsあれば動画視聴やメール、SNS利用に支障はありません。
月額料金を比較すると、ADSLは数千円程度、光回線は5,000〜6,000円以上になることもあります。
つまり、使用状況によってはADSLの方がコストパフォーマンスが高いのです。
一般家庭における必要性の判断基準
光回線が有利なケースは以下です:
- 動画配信やオンラインゲームを毎日利用する家庭
- 在宅ワークやオンライン授業で大容量通信が必要な場合
- 家族が複数端末で同時にネットを使う場合
これらに該当しない家庭では、ADSLや既存回線でも十分です。
光回線セールスの実態と手口
光回線のセールスは、時に巧妙で注意が必要です。
私の実家では、電話勧誘で次のような手口が使われました。
よくある勧誘トークの例
セールスは「10年前のPCは利用できなくなるので切り替えが必要」という切り口で話を始めます。
実際には、古いPCでもADSLや既存回線で十分利用可能です。
PC=インターネット=回線契約という心理トリックを使い、契約すれば問題が解決するという印象を与えます。
- OSのサポート終了と回線契約は無関係
- 複雑な料金プランや技術用語で混乱させる
- 一括契約すれば簡単に解決できると思わせる
契約に至るまでのステップと注意点
契約までの流れは巧妙です。電話・訪問で複雑な説明を受けると、多くの人が「言われるがまま」に契約してしまいます。
対策としては、以下を意識することが重要です。
- セールスの言う「必須」は本当に必要か確認する
- 料金や契約内容を事前に比較・検討する
- 不明な点はすぐに決めず、資料を持ち帰る
光回線設定の困難さとトラブル事例
光回線の導入後、意外と困るのが設定です。
実家で届いたセットアップガイドでは、手順通りに進めてもインターネットに接続できませんでした。
実際に送られてきた資料と問題点
光電話やONU(終端装置)の設定が不十分で、IPv6を無効にしなければ接続できない場合があります。
セットアップガイドも簡略すぎて、初心者には理解困難です。
簡単に設定するためのポイント
- 事前に自宅のルーターやONUの対応状況を確認する
- IPv6設定など、必要な手順をメモして実行する
- 訪問設定に頼らず、自力でできる手順を調べる
まとめ|失敗しない回線選びのポイント
光回線契約は必ずしも全家庭に必要ではありません。
契約前に以下を確認することで、無駄な出費やトラブルを避けられます。
契約前に確認すべき3つのポイント
- 自宅でのネット利用状況を把握する
- 料金・速度の比較を行い、コスパを検討する
- セールスの説明が正しいか、第三者情報で裏付ける